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マネジメント(ドラッカーより:組織と社員について) [経営-マネジメント]

今週は組織および社員の組織への貢献意欲について述べたいと思います。

私は仕事の都合上客先に少数で常駐することが多いのですが、その際に、多くの社員から自分が組織にどのように貢献しているのだろうかと疑問に思うとよく聞き来ます。同時に組織は、我々に何を期待し、どのような人材になることを期待しているのかよく分からなく、自分のキャリア像が描けないとよく聞きます。

 これを聞くと、その会社の組織としてのビジョンがなく、人材を活用できていないなと感じます。まず企業は自分たちが何者であるかを定義する必要があります。それによりはじめて所属している社員は自分が何をなすべきかを理解します。例えば、ドラッカーいわく以下のように定義すべきとうたっています。

【あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向付け、努力を実現するには、「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠】

上記の企業の事業を定義するためには、まず顧客からスタートすべきです。ドラッカーいわく、『顧客だけが財やサービスに対する支払いの意思を持ち、経営資源を富に、モノを財貨に変える。』としています。『顧客が価値を認め購入するものは財やサービスそのものではなく、財やサービスが提供する効用である。』としています。

次にドラッカーは社員に働き甲斐を与える3要素を定義しています。
 ① 生産的な仕事
   仕事を成果中心(=アウトプット)に考え、アウトプットを出すために、仕事を分析し、アウトプットを出すためのプロセスを抽出し、管理基準を策定し、必要な道具を使用し、成果に結びつける。
 ②フィードバック情報
   成果に対して必ずフィードバックを行う。
 ③継続学習が不可欠
   フィードバックを通して、継続して学習を行い、改善を図れるようにする。

そして社員を資産として扱う必要があります。資産として扱うには、人の強みを最大限に発揮させることです。そのためにも以下の3つの事項を実行する必要があります。
 ①仕事と職場に対して、成果と責任を組み込む
 ②共に働く人々を生かすべきものとして捉える。
 ③強みが成果に結びつくよう人を配置する。


組織は場当たり的な仕事の割り振り方や、いやな仕事だけ下のものに任せるといった企業およびマネージャは一時的には生き残れるかもしれませんが、最終的には排他されるでしょう。どこかの電力や政府のように。


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マネジメント(福島原発における東京電力の対応) [経営-マネジメント]

地震から1週間が経過しましたが、被害の状況が明らかになりつつあり、改めて今回の地震および津波の恐ろしさを痛感しました。まだまだ、行方不明の方が大勢いますが、本当に一人でも多くの方が助かってほしいと願うばかりです。

 今週は福島原発の東京電力の対応と絡めながら企業の組織のあり方について、ドラッカーの考え方に照らし合わせながら簡単に述べたいと思います。

欠陥組織

ドラッカーによれば、欠陥のある組織の症状して以下のことをあげています。

欠陥組織の症状.gif

今回の東京電力の福島原発の対応を見ていて、同じような症状が現れているなというのが感想です。例えば、『②の組織構造に関わる問題が頻繁に発生する』というように、1号機で発生した事象が2号機、3号機、4号機でも発生し、発生してからすべて対応というように対応を取れていないように見受けられます。これはドラッカーの言うところの、同じ事象が問題を解決したとたんに、同じ問題が装いを新たに登場するというところにあたるのでしょう。もちろん緊急の対応でなかなか事前に対応できなかったということもあったのでしょうが、ちょっと対応がすべて後手後手に回っているなというのが印象です。

②意思決定のレベル 

ドラッカーは意思決定のレベルについて、以下の2つをあげています。

 ・意思決定は常に、行動に近いところで行う必要がある。(第一の原則)
 ・それによって影響を受ける活動全体を見通せるだけの高いレベルで行う必要がある。(第二の原則)

今回の福島原発の東京電力の記者会見を見ていると、果たして東京本社のトップマネジメントはどこまで現場のことを理解していたのかなと思わざるを得ない状況です。

③真摯さ

ドラッカーはマネジメントにおける最も重要なものとして、『真摯さ』をあげています。『真摯さ』とは以下のことです。
 ・一流の仕事を要求し、自らにも要求する。
 ・基準を高く定め、それを守ることを期待する。
 ・何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。

報道からですが、東京電力が福島原発を放棄しようとしたということは上記の『真摯さ』が完全に欠如しているといわざるを得ません。

以上のように東京電力の組織としての欠陥が浮き彫りになったなというのが個人的な印象ですが、これは東京電力に限ったことではなく、他の企業も同様の事象はあるんだろうなと感じました。


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